| 55BBで撮影した皆既月食直前の月 |
タムロンのオールドレンズ 55BBというのをヤフオクで入手しました。
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| 写真はタムロン公式HPからの引用です |
オークションでは「タムロン ミラーレンズ SP 500mm」というような名前で出品されていることが多いようです。
これは、私が全く知識を持っていない「ミラーレンズ」というやつで、1983年発売のモデルです。42年前w
ミラーレンズの説明はこの辺りのサイトをご覧ください。
2枚のミラーを使ってなんやかんやして軽量コンパクトに超望遠を実現できるレンズのようです。確かに普通500mmの望遠レンズなんていうと、いわゆるバズーカのようなどでかいやつを想像するわけですが(今はもっとコンパクトなのかもしれないけど)、このレンズは直径はそこそこあるものの、長さは普通のレンズと同じくらいで持ち運びが楽です。
あと特徴的なのがミラーを使っているがゆえの、この真ん中の丸い部分です。
最初見たとき、誰もが?「え、それじゃ真ん中が映らないのでは?」と思うであろう形状です。
物珍しさも手伝って入手したわけなのですが、意外に使い道に困るというか、F値も8.0と普通のレンズと比べると、そこそこ大きいので、ちょっと薄暗い場所だと厳しかったり、動物を撮る用事もあまりないので、そこまで望遠じゃないとダメなシチュエーションもあまりなく・・・ということで入手当初1回試し撮りに行って以来は、しばらく防湿ケースに仕舞われていました。
ある日の夕方、サイクリングの帰りに月がやけに大きく見える日がありまして。
実際は、本当に大きい(近い?)のではなく、低い位置(水平線に近い)と建物とかに近いために大きく見える錯視らしいのですが、これは珍しいので月を撮ってみようと思い立ちました。実はその日は皆既月食の日だったのですが、そんなこととは全く知らず、結果的には普通の満月の状態の月を撮影することになりました。
そこで、このレンズの存在を思い立ちました。
妻の持っている三脚を借りて、夜の多摩川河川敷で撮影。
| 別の300mmレンズで撮ったらこんな感じ |
300mmの別のレンズも持っていきましたが、当たり前ですがこのレンズの方が大きく映りますし、月というのは普段意識しませんが、撮影する被写体としてみた時は、かなり強い明るさなんです。なので、F8でもちょうどよいというか、さらにシャッタースピードをかなり速くしないと真っ白、というくらいで、このレンズのデメリットがあまり出ないのでもしかするとちょうどよいのかもしれません。

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