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アメリカ中産階級の転落、というテーマのドキュメンタリーを見て感じたこと

今晩は出張でホテルに泊まっているので、家では映らないテレビを見ています。特に見よう見ようと意識していたわけではないのですが、BSをザッピングしていたら、朝interfmでピーターバラカンさんが言及していた「アメリカ 冬の時代」というドキュメンタリーが目にとまったので、見てみました。

リーマンショック以降のアメリカの中産階級が貧困層に転落する様子を追ったドキュメントで、悲惨ではあるのですが、私が印象に残ったのは記憶違いでなければ「アメリカの社会的流動性は先進国中最低レベルである」という言葉でした。

実は私は「社会的流動性」という言葉を知らなかったので、検索すると以下のようなページが出てきました。意味については下記リンクをご覧ください。

http://konton88.exblog.jp/16730006
http://www.fiplanning.com/blogs/%E3%83%9D%E3%83%94%E3%83%BC/20130727-2323.html

私が驚いたのは、かつてはアメリカは社会的流動性が高かった、つまり、貧困層でも中産階級や富裕層になれるチャンスが多かった、ということです。

私は漠然と、日本は社会的流動性が低い国だと思っていました。やっぱりなんだかんだいっても、親、先祖が裕福でなければ、なかなか次の世代が裕福になるのは難しいのではないか。そう思い、猫の額のような土地を買い、家を建てたわけなんですが。

しかしながら、決して生活に余裕があるとはいえなかった私の実家で、私が大学まで通うことができたのも、両親の懸命な支えはもちろんのことですが、学費の減免制度や奨学金制度があることも大きく、少なくとも教育に対しては弱者へのケアもそれなりに整備されていることは非常に重要だと思います。とはいえ、そもそも国公立大学に入れる程度、もしくは私立大学でも特待制度にかかるくらいの学力を持っていないといけないわけでして、やはり教育への投資というのは大事なんだなあと感じる次第です。

私の親は生活の苦しい中でも、教育にはできるだけの投資をしてくれました。感謝するとともに改めて自分の子供に対して、そういったことも考えていかなければいけないのだなあと思わされました。

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