スキップしてメイン コンテンツに移動

サイクルオリンピックのクロスバイク MIRA*CLE LAB BECKのレビューというか印象 (0) 前置き

サイクルオリンピックでBECKというクロスバイクを買いました。

MIRA*CLE LAB / BECK


そのレビューというか感想を書こうかなと思っています。

何故かというと、自分がこの自転車を買おうとしたときにレビュー記事みたいなものを探したけど見つからなかったから。

ただ、私は自転車にさほど詳しいわけでもなく、しかもこないだまで自分の愛車としていたのがブリヂストン・モールトンというかなり特殊なミニベロだったので、比較対象がちょっと普通でなく、読んでいる人にとって本当に参考になるのかということに対して全く自信がないです。そのへん差し引いて読んでいただけるとありがたいです。

なんで自転車を買い替えることになったのか

そもそもなんで今自転車を買い替えることになったかというと、まあもちろん今乗っている自転車が乗れなくなったからに他なりませんが、正直我が家には妻と娘の自転車もあり、娘はあまり自分の自転車に乗ることがないので、自転車に乗りたければ家族全員で自転車で出掛けるということでもなければ、娘のものを借りれば事足ります。

娘の自転車も、実はサイクルオリンピックで買った「Root One F3」です。

写真は公式HPから引用

上記の画像は正確にはその後継機種「Root One F3 type2」というモデルですが、まあ基本同じような車種と思ってください。

サイクルオリンピック/FREE POWERとは何なのか?


そもそも、「サイクルオリンピック」ってどこの自転車屋?メーカー?って思う方もいらっしゃるかもしれません。一言でいえば「ホームセンター・スーパーのオリンピックの自転車コーナー」です。

正確には、「サイクルオリンピック」はホームセンター・スーパーのオリンピックの子会社ではありますが、別法人です。私の場合、自宅近くのサイクルオリンピックが上記のような「スーパーの一角にある自転車コーナー」だったので、今回の購入にあたって調べてみるまで知らなかったのですが、実は「サイクルオリンピック」は全てがオリンピックに併設されているわけではなく、「サイクルオリンピック」だけが単独で存在している店舗もあったりします。

で、なんで娘の自転車に「Root One F3」を買ったのかというのが、サイクルオリンピックが近年ウリにしているシリコーンを使った動力アシストシステム「FREE POWER」がどんなものか体感してみたかったというのがあったりします。

FREE POWERというのは電力を使わず、ギアの内部に反発力のあるシリコーンが入っており、これによって動力をアシストするという、これが本当に効果あったら画期的じゃないかというすごい仕組みなんですが。

結論からいうと、アシストの効果はある(と私は感じます)のですが、電動アシストサイクルのそれを想像すると、全く及ばないというのが事実です。なので、電動アシストサイクルレベルのアシストを本当に求めるならば、素直に電動アシストの自転車を買うべきです。

じゃあ全く意味がないのかというと、表現が難しいのですが、漕ぎ出し時、低速で安定的に走行している時に、アシストがあることを感じられ、多少なりともペダルを漕ぐのが楽になっていることを感じられます。

ただ、電動アシストに馴染んでいると、違和感があるのが、FREE POWERはあくまで自分が漕ぐ力を与えないと反発力も発生しないということです。そこがアシストを感じにくい一因だと思われます。

この自転車を娘から借りつつではありますが2年ほど乗ってみて、次のような感想を持っています。

  • FREE POWERのアシストで漕ぎ出しや低速走行時は楽
  • 内装3段変則なので、スピードのリミットがかなり低い
  • カゴもしっかりしていて、ライトも自動点灯で街乗りに安心
  • 街乗りには申し分ない走り
  • 予想よりも作りがしっかりしていて、2年乗っても全然異常や故障がない
正直、昔のホームセンターで売られているPB(プライベートブランド)の自転車なんて、安かろう悪かろうの典型で安いけどすぐあちこち調子悪くなってストレスがたまる・・・というような先入観を持っていましたが、最近はかなり変わってきているのかもしれないですね。

Root One F3では何故だめだったのか

Root One F3も街乗りなら相当に快適で、不満はほとんどないと言ってもいいです。
じゃあなんで駄目なのか?ということなんですけど。

「サイクリングをしたいんです・・・。」

じゃあ、なんでサイクリングをしたいのか?

「健康診断の結果で特定保健指導を受けたのをきっかけに、ダイエット目的でサイクリングをしたいんです・・・。」

ということなんですね。これが街乗りだけならRoot One F3で全く問題ないのですが、私の自宅近くには多摩川があり川沿いに整備されているサイクリングロードが恰好のサイクリングスポットです。ただ、このような整備されたサイクリングロードを走るには、流石に内装3段変速のみだと、走るストレスが大きいと感じてしまいます。

特に、私の場合、もともと乗っていたのがブリヂストン・モールトンです。
ブリヂストン・モールトンはミニベロとはいっても、外装7段変速装備、しかも私がカスタムパーツでSPEED DRIVEという内装2段変速のギアをフロントに追加していますので、その気になれば実は結構走れます。もちろん、ちゃんとしたロードバイク相手には手も足も出ないレベルではありますが、ともあれ、それと比べてしまうとRoot One F3ではどうしても物足りなさが・・・というわけなのです。

でも別にわざわざオリンピックのクロスバイクじゃなくてもいいのでは?

買い替える際の予算・価格帯的には、正直5万円前後くらいを考えていました。

ブリヂストン・モールトンは20万円くらいでしたが、おそらく今の物価水準でブリヂストン・モールトンに匹敵する水準のミニベロなりを買おうとしたら、30〜40万円くらいのものを考えなければならないのでは・・・と思います。

流石に独身時代ならいざしらずですが、所帯持ち住宅ローンありの私の現状では、ちょっとした趣味のモノにそこまでの予算はとてもじゃないですが出せません・・・。

というわけで、上を見ても意味がないので、安価なものでそこそこの性能であれば良いと割り切って考えていました。

買う自転車は、最初からBECKにしようと決めていたわけではありません。
他のメーカーのミニベロとか、クロスバイクとかも検討の候補としてリストアップはしていました。

ただ、そういったいわゆるメーカー品のミニベロやクロスバイクは「実物を見て、乗って、試す」ということに対して相当ハードルが高いと感じました。

展示している店舗が少ないのです。
ネット通販を前提に調べていると、どのサイトでも各種有名メーカーの自転車が買えるようになっているのですが、実物を見ようと最寄りの実店舗に行ってみると、たいがい「取り寄せはできるんですけど(店舗にはないんです)」みたいな状況で、試乗できずでした。

どの自転車店も、だいたい実店舗には自社のPB(プライベートブランド)の車種ばかりが置かれているんですね。

専門店(セレクトショップ的な)もあるにはあるのですが、行きやすいところにあるとは限らないし、納車まで何週間かかります、みたいなケースも多いっぽくて、せっかちな私にはちょっと向いていないかなとか・・・

で、思い起こしてみるとサイクルオリンピックのRoot One F3は整備等々で1時間〜2時間位はかかりましたが即日持ち帰り可能でした。サイクルオリンピックの車種ならもちろん自店舗に置かれているわけですから、試乗も問題ないわけです。

ということで
  • 即日持ち帰り可能
  • 店舗で試乗可能
  • 行きやすい場所に実店舗がある
  • お値段がお手頃(5万円台)
  • アシストが期待できるFREE POWERに対応
  • 2年乗っても故障や不調なしの品質に対する信頼と実績
を加味し、サイクルオリンピックの車種の中で比較的走りが良さそうでデザインや色味(青)が好みの「BECK」を購入することになりました。

長くなりましたので記事を分けて続きます。

コメント

このブログの人気の投稿

[年賀状用備忘録] Brother HL-2040でハガキ宛名印刷をするときの用紙の向きについて

人に読ませる気がゼロの自分のための備忘録で申し訳ありません。 Brother HL-2040でハガキ宛名印刷をするときの用紙の向きですが、宛先(印刷面)を下に、郵便番号を手前側にセットすると正しく印刷されます。 こういうの(自宅のプリンタで宛名印刷)ってだいたい年いちでしかやらないので、毎年、思い出すのに苦労するんですよね・・・。 ということで今年の年末の自分に向けた私的エントリでした。 (2015/1/1追記) 印刷時、トナーが移りやすいので、排紙は1枚ずつ取り出して避けておく必要あり。

[雑記] 美人の小足とはいいますが、男性の小足は苦労が多いです

美人の小足という言葉がたしかあると思いますが(Googleで検索してもあまり出てこないので死語なのかもしれませんが)、私のような男性の小足は靴に苦労が多いです。 去年の10月くらいから健康のためにウォーキングを少しずつするようにしているのですが、どうせ続けるのならばやはりいい靴で!ということで新年から新しいウォーキングシューズを探しておりました。 私は以前からニューバランスの靴をよく履いておりまして、今回もニューバランスで探していました。 妻が昨年新調した靴もニューバランスのminimusというシリーズで、ベアフットトレーニング(素足感覚で走れ、同じ距離を歩いたり走ったりしても、よりたくさんの運動量が得られる、らしい)というカテゴリーの靴で、なかなかいいよ、と言われていたこともあり、私もこれに便乗すべく、minimusを入手しようとスポーツ用品店へ行きました。 冒頭に書いたとおり、私は男性としてはかなりの小足なのでメンズの靴は常にサイズ展開の下限ギリギリで探しています。普段、カジュアルの時に履いている靴も24.0cmです。革靴などは23.5cmくらいから展開している場合もありますが、一般には24.5cmぐらいからが多く、中敷きを入れるなどして割と無理をして履いています。 そのせいか、私が革靴を履いているときは、歩いている時にやたらとつま先がいろいろなところにぶつかってしまいます。普段の自分の素足の寸法よりも実際に履いている靴がかなり大きいので、距離感の把握にズレが生じているせいなんじゃないかと思っています。 で、この目的のニューバランスのminimusについては、店員さんに聞くと、なんとメンズサイズ展開の下限が25.0cmだというではないですか・・・。本来は、素足感覚で割とピッタリしたものを選ぶような靴なのに、そんなに緩いのを買ったらまるで意味が無いですよね。 で、どうするかといえば、ウィメンズで探すわけなんですが、minimusの場合、メンズとウィメンズはモデルが別なので、当然カラーリングも違うわけですね。いろいろと探すわけですがやっぱりどのモデルのどのカラーリングも「ウィメンズですね」という配色が多く、店員さんにも相談して色々探した挙句、まあギリギリ許容範囲かなと選んだのが写真のモデル(WT1010GP)です。 サ...

[Nikon][D200] SDカード→CFカード変換アダプターには要注意

2000年代前半くらいのクラシックデジイチに凝りだした中の人、妻が持っていたD80だけでは飽き足らず、CCDセンサーモデルのワンランク上の機種であるD200にも手を出してしまいました。 動作品は13,000円くらいでした。 Nikonの一眼レフ機は、D1桁>D3桁>D2桁という序列になっているようで、D80の上位機種がD200ということらしいです。たぶん、その上のランクはD2になるのかな? で、D200の高級さやCCDセンサーの発色を楽しんでいるのですが、D80と違うのがストレージ。D80はSDカード(32GBまで認識)なのですが、D200はCFカードなんです。 CFカード自体もはや若い人はわからないと思うのですが、CF=コンパクトフラッシュ(Compact Flash)というメディアがその昔ありまして。 こんなやつです。128GB・・・ではないですよ。128MB! 128GBの1,000分の1くらいの容量です。 スマフォの写真ならなんとか30~40枚くらいは入るかも?くらいの容量です。 こんなふうに穴が40個くらい空いていて、ここに接続ピンがささって認識します。よく考えると、昔の2.5インチIDEハードディスクみたいな感じですね。 で、D200はこんなメディアを使うのですが、まあすでにオワコンの規格ですから、普通に家電量販店なんかに行っても、メモリカードがおいてありそうなコーナーには多分置いてないです。 デジカメコーナーとかに行くと置いてあるかもしれませんが、SDカードと比べるとコスパが微妙です。 そこで登場するのが、SDカード→CFカード変換アダプターです。SDカードを装着して、CFカードとして使えてしまうという製品で、Amazonなんかを探すと結構たくさん出てきます。中の人も試しにと思って1つ買ってみました。 この写真右からSDカードを差し込めます。 結論から言うとD200には装着でき、SDの内容も認識されて、撮影した画像も記録されるのですが、このアダプターにSDカードを指すと、ちょっと触ると分かる程度に膨らんだ感じになります。 写真だとわかりにくいですが、こんな具合です。 幸いにして、D200は大丈夫だったのですが、機種によってはペンチで引っ張らないと抜けなくなる程度にこの膨張がまずい感じに作用してしまいます。 普通に設計に難アリなのかもしれません。 デジカ...