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京急の「みさきまぐろきっぷ」で日帰り海水浴に行ってきました




お盆休みを頂いたものの、例によって何の行楽の計画も立てていなかった我が家。泊まりで旅行に行こうにもこの時期に直前で宿が取れるところは限られ、日帰りでもいいからどこかに行くか・・・と思案していました。

ちょうどここ最近になり、娘(4)に空前の海ブーム(船に乗りたい→海辺で遊びたい→海で泳ぎたい)が到来していました。

船に乗りたい、は横浜のシーバスで、



 海辺で遊びたい、はちょっと小手先のごまかしレベルなんですが横浜ベイサイドのアウトレットモールのそばにあるマリーナにほんのちょっとした岩場があるのでそこで、



 とクリアしてきたのですが、 海で泳ぎたいと言われたら海水浴場につれていくしかないということで、海に行くプランを妻と検討(という名目の丸投げ)した結果、妻が発見した「みさきまぐろきっぷ」という、京急が提供する三崎口までの京急線+三崎周辺のバスのフリーきっぷ+レジャー施設利用券+食事券という、なかなかユニークなきっぷを見つけてくれたので、これを使って油壺へ海水浴に行ってきました。



私の住まいは東横線経由で横浜に行きやすい場所にあるため、まずは横浜まで東横で行き、横浜駅の窓口で「みさきまぐろきっぷ」を購入します(券売機では買えない、と思います)。

横浜からは特急or快特で終点の三崎口へ。特急と快特は横浜→三崎口間の場合、特急のほうが停車駅が2つ多いくらいなので、どちらに乗っても大丈夫です。私たちは特急で向かいました。
ちなみに我が家は東横線多摩川駅経由で横浜→横浜から京急で三崎口というルートだったのですが、1時間30分くらいで到着できました。実は、我が家からはそんなに遠くなかったことに驚き。





三崎口駅前にはコンビニがあります。油壺の周辺にはコンビニ的なものはない(飲み物であれば、ホテルまで行けば自販機があります)ので、ここで買い出しをしてからバスに乗車しました。油壺へ行く場合はコンビニの目の前ののりば(乗り場①、系統は「三4」です)で乗車。みさきまぐろきっぷのフリー切符は京急線では普通のきっぷとして使い、バス路線ではフリーパスとして見せて使います(間違って料金箱に入れてはいけません!)。




道路状況にも左右されますが、この日はそれほどの混雑はなく、20分予定のところをたぶん30分くらいで到着しました。バス停の目の前に、時の流れが止まったかのような商店(海水浴グッズなどを売っている)があり、都会から離れた場所に来た実感を得つつ、徒歩で「横堀海水浴場」へ。目印は、


こんな感じの海の家「みなとや」の看板です。この緩やかな下り坂をてくてくと降りていくと、こぢんまりとした海水浴場「横堀海水浴場」があります。正直、小さい場所ですし、きっと芋洗い場状態に違いないから、ちょっとのぞいてみて厳しそうだったら別のところに行ってみよう(油壺には3か所の海水浴場があります。ただしうち1つは休止中のため自己責任で)と思っていたのですが、それほどの混雑もなく、ほどよい人出という感じで、過ごしやすく、通りにも面していないので、ちょっとしたプライベートビーチ感覚でした。

9:42に三崎口駅に到着し、コンビニ買い出し後、10:04のバスに乗りましたので、海水浴場到着は10:40くらいだったでしょうか。自宅の最寄駅で電車に乗ってから2時間40分くらいで到着したことになります。

娘はカニや貝も見たいと言っていたので、磯遊びっぽいこともしたいのかと思っていたのですが、初の海水浴で、遊泳区域で泳ぐだけで大満足という感じでした。海の水もきれいで、波も穏やか、家族連れが多く和やかムードというのも非常に良かったです。

娘が初の海水浴ならば、私はというと、たぶん・・・30年ぶりくらいじゃないですかね?親に数回連れて行ってもらって以来、たぶんずっと海水浴と縁のない人生を歩んできました。妻も、知る人ぞ知る鳩嫌いのため、海水浴場に近づけない人生だったので、今回も心配していましたが、三崎口駅にも油壺周辺にも、鳩がおらず、安心して楽しめたようでした。

もし、時間があれば「油壺マリンパーク」なども言ってみたかったのですが、とにかく娘が泳ぎたい泳ぎたいときかないので、なんだかんだで14:30くらいまで海水浴。そのあと「みさきまぐろきっぷ」の施設利用券を使って、併設している「ホテル京急油壺 観潮荘」の日帰り入浴を利用しました。




さすがに海水浴場のそばだけあって日帰り入浴のニーズは高いようで、もちろん宿泊も予約が満席ですから宿泊客の利用もあるでしょうから、利用は整理券で順番に呼ばれる形式でした。とはいっても休憩スペースも用意されていて、順番待ちでイライラ・・・ということもなかったです。

ちなみに、ホテルには大浴場とは別に、時間制のシャワー施設もあって、とりあえずシャワー流して着替えたいニーズにもちゃんと対応してくれています。

ホテルの大浴場は温泉ではないものの、露天風呂の海洋泉風呂というのがなんというかうまく言えないのですがいいお湯で気持ちが良かったです。目の前が海なので眺望も素晴らしかったです。

そして、おまちかねレストランの食事です。ホテルのレストランにありがちな割とそっけない器や盛り付けではありますので、写真で見ると、少し印象が微妙ですが、味はおいしかったです。ちなみに写り込んでいるオレンジジュースは食事券には含まれておりませんのでご注意ください。左が漬けまぐろ丼、中央がマグロのから揚げです。


 娘は疲れて食事の途中で寝てしまいましたので、食後、休憩スペースで再び一休みして、油壺バス停へ向かいました。この手の「電車終点からバスで行楽地」の場所に良くありがちなこととして、「本数が少なく終バスが早いのであわただしくなりがち」という現象がありますが、ここはほとんどの時間で1時間に3本、終バスが21時まであるので、そういったあわただしさとはほぼ無縁で、休憩スペースで時間を見ながらゆっくりと出発できます。

娘が寝ている間にお土産屋でも・・・と思いましたが、ホテルにはお土産屋はなく(ちょっとしたお土産を置いているスペースはフロントのそばにあります)、お土産屋さんは併設の油壺マリンパークへどうぞ、というシステムでした(ちなみに宿泊客は油壺マリンパークの無料券が付いている)。

帰りのバスは道も空いていたためか、15分程度で到着。

さらに特筆すべきは帰りの電車です。三崎口発の上り電車は全てが特急または快特で、10分に1本のペースで出ていますので、バスとの接続とかそんな細かいことを考える必要もなく、時期や時間帯にもよると思いますが、始発なのでほぼ間違いなく座れます。ごくたまに「京急久里浜止まり」というのがあるので、そのトラップさえ避ければ問題ありません。快適に都心まで戻ることができます。

結局帰りも現地を19:00ごろ出発(バス乗車)し、大田区の地元最寄り駅まで戻ってくるまでがおよそ1時間50分程度(東横は急行を避け各駅を待ちました)でした。

電鉄会社のテリトリーだけあって、日帰りでも存分に楽しめる交通環境になっていると感じました。品川、横浜、蒲田までのアクセスが良い方には特にお薦めです(きっぷ自体は京急のほとんど全ての駅で購入できるそうですが、目安として)。

※ と、これだけステマしたので、これを見た京急の関係者の方は、我が家に付け届けのほど、是非よろしくお願いします(笑)

いや、ほんとに良かったのですよ(笑)

追伸:
今回行くまで知らなかったのですが、実は京急線は三崎口→油壺までの延伸計画があったようです。こんなブログ書いておいて言うのもなんですが、油壺が終点駅になってあまりメジャーになってしまうと、油壺の良さが失われてしまいそうな気もしてしまうので、今のままにしておいてほしい気もしました。

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