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STBでYouTubeを見るとき便利な、YouTube Pairという機能が面白い

我が家は昨年8月の引っ越しを機に、テレビのアンテナなし(テレビをつけても番組が映らない)生活になりました。思えば初めはものすごい禁断症状があったのですが、今となっては惰性でなんとなくテレビ番組を見たい、テレビをつけたい、という気持ちが一切なくなりました。

とはいえ、テレビはタダの置物になっているわけではなく、DVDの再生(子供の音楽教室の教材とか、私の好きなトムとジェリーを子供とみたりとか、アーティストのライブDVDをみたりとか)のためには利用しています。

今まで使っていたDVDレコーダーが壊れてしまってDVDの再生ができなくなっていたので、引っ越し後に新たなDVDプレーヤー(せっかくなので、BDも再生できるものを選んで)を買いました。機種はソニーのもので、当時新発売になった機種でした。最近の再生専用機はいわゆるSTB(セットトップボックス)になっていて、単なる再生だけでなく、YouTubeが見れたりHuluが見れたり、インターネットラジオが聞けたり、いろいろな機能を持っています。我が家のDVDレコーダは懐かしのPSX(プレステ2内蔵型のDVDレコーダで、もちろんデジタル放送には未対応です笑)だったので、XMBとかいうUIは同じだったので、慣れたものです。

でも、この手のSTBで何が面倒かっていえば、操作性のいけてなさです。YouTubeでじゃあ動画再生しようと思って、検索・・・と考えたときに、あのテレビリモコンで検索キーワードを入力するとか、なんの罰ゲームかというくらいの感覚ですよね。だいたい、テレビリモコンにゴムキーが生き残っているのが不思議なくらいで・・・昔のパソコンでゴムキーボードは嘲笑の対象で、黎明期以降は死滅したわけなんですが。

Google様はそこのところもぬかりなく考えているようですね。我が家のBDプレーヤーが最近アップデートしたときに、YouTube for TVのようなメニューが増えていました。これにアクセスして、検索などしようとすると、↓のような画面が出ます。



指示通りにスマートフォンなどで入力すると、↓のようなページになるので、テレビに表示された3桁 x 3の番号を入力します。


認証が成功するとペア設定がなされ、スマートフォンのYouTubeアプリに、TVアイコン(虫眼鏡アイコンの左にあるやつです)が追加されます。





再生したい動画にアクセスした際に、テレビアイコンをタッチすると、↓のような画面になり「YouTube Leanbackで再生しています」と表示され、テレビ側でこの動画の再生が始まります。


テレビで再生する動画はキューを持っていて、スマートフォンでさらにさまざまな動画を検索して、「TVキューに追加」をタッチすると、TVキュー(テレビ側の再生リスト)にどんどん動画が再生されていきます。


スマートフォンの使い慣れたUIで動画を選び、手早く大画面のTVで再生できるのは、かなり楽しく、ストレスも少ないです。UIの設計思想としても、やたらスマートフォンとSTBの操作をなんでもかんでも同期しようとしないで(スマートフォンでタイプした文字をSTBに送って云々・・・みたいな感じではなく)、単純にスマートフォンで選んだ動画のIDだけをSTBと共有することに徹しているあたり、センスがあるのだなあと素人ながら感じました。

対応機種を持っている方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。

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