[雑記] 私の既往症
別に病気自慢をしてもしょうがないのですが、病院の初診や処方箋薬局に初めて行った時、健康診断の問診、保険契約時の申告など、既往症って書かないといけない機会が意外と多いですよね。 私の既往症は、「心室中隔欠損症」という病気です。 「心室」というのは心臓の中で仕切られた部屋のことですね。 心臓ってどういうことをしているかといえば、血液を体内に循環させるポンプの役割と、循環して消耗した(汚れた)血液を綺麗な血液に入れ替えてくれる役割があるわけですね。私も今となってはどっちがどっちだか忘れましたが、右心室、左心室に心臓は仕切られていて、どちらかがきれいな血液(静脈)、もう一方が汚れた血液(動脈)が流れています。 「中隔」というのは、その右心室と左心室の間の壁にあたります。 つまり、心室中隔欠損症というのは、「心室」の「中隔」が「欠損」している、つまり右心室と左心室の間の壁に穴が開いている、つまりきれいな血液と汚れた血液が仕切られずに混じってしまうわけです。汚れた血液がきれいな血液に入れ替わることによって、元気に活動が続けられるわけですが、心室中隔欠損症の場合、それが100%きれいになりきれずに一定割合で汚れた血液が混じって再度循環されてしまうので、元気になりきれず、すぐに疲れてしまったりするのです。 なので、私の子供の頃は、親は医師から「激しい運動はなるべく控えるように」「長時間の運動はなるべく控えるように」みたいなことを言われていて、随分と気を遣ってくれたり、心配してくれていたようです。まあ子供のほうは自分の病気のことなどいちいち自覚していないので、好き勝手にやっていたんだろうとは思いますが(笑) 私が幸いだったのは、 私の場合は手術もせず、経過を観察するのみで済んだということと、うまくいけば自然に中隔の欠損はふさがっていくらしかったということでした。 とはいえ、そんな状態ですから、小学校の時は運動は好きでしたが、パフォーマンスとしてはやはり苦手なほうになっていたと思います。当然、成績も決してよくありませんでした。走るにしても短距離走はできました(運動会ではビリ争いですが、まあまともには走れていた)が、持久走はまるでダメ(そもそも担任も認知していたので半ばドクターストップ状態)でした。中学になって、学区が広くなって行動範囲も広くなり、いろんな